ドバイターフの馬券戦略
日本 vs ヨーロッパ
優勝国は、前身のドバイドューティフリーから通算すると日本が最多となっていて、3着内率も突出している。
勝ち馬はジャスタウェイやアーモンドアイなどの国内でも圧倒的な強さを見せた馬から、日本国内のGⅠでは勝利に届かなかったリアルスティールやパンサラッサなどもいて幅広い。
しかし2020年以降はなかなか勝ちきれておらず、優勝したのはパンサラッサが同着で勝利した1回のみとなっている。
芝のレースということもあり、日本馬のライバルとなるのはイギリスやフランスの馬である。他には、地元UAE勢もあなどれない。
ここでは日本馬と外国馬のそれぞれの狙いたいポイントについて触れていきたいと思う。
日本馬の狙い目
日本馬は、2016年から継続して連対している。
連対する馬の傾向と、馬券的妙味がある馬の特徴は以下の3点である。
- リピーター
- 東京1600〜1800mの重賞勝ち経験
- 5,6歳馬
それぞれを順に見ていきたい。
リピーター
過去に連対経験のある日本馬はその後また馬券圏内に来ることが多い。
2016年の勝ち馬リアルスティールは2018年に3着、2017年優勝のヴィブロスは2018年と2019年に2着し、3年連続で連対した。
勝利はしていないものの、2021年2着のヴァンドギャルドは2022年に3着に入っているし、ダノンベルーガは2023年2着、2024年3着になった。
注目すべきは、これだけリピーターの成績が良いのにも関わらず、意外と人気にならない点だ。
ヴァンドギャルドは2着になった年は4番人気だったが、翌年は7番人気と人気を落として3着に入った。
1番人気で2着したダノンベルーガは翌年4番人気で3着。
ヴィブロスは先に挙げた2頭とは違い、勝利した時が5番人気、2着となった年はともに4番人気で少し人気を上げているが、単勝オッズを見ると8.8倍→8.0倍→22.5倍と推移していて、決して人気を集めたとは言えない。
馬券になる率と人気のバランスを見ると、人気の盲点になっているリピーターはかなりオイシイと言っていいだろう。
東京1600〜1800mの重賞勝ち経験
左回りのワンターンというコース形態が同じだからか、東京1600〜1800mでの重賞勝利経験のある馬が馬券に来ることが多い。リピーターの項でも名前の挙がったリアルスティール、ヴァンドギャルド、ダノンベルーガが該当する。
4歳時に連対したリアルスティール、ダノンベルーガは共同通信杯で勝利し、ダービーでも人気になっていたという共通点もある。
5,6歳馬
日本馬が勝利するときは4歳時が多いのだが、5,6歳も3着内率が高く、しかも配当的には5,6歳の馬の方が妙味がある。リピーターがあまり人気にならないのはすでに述べたことだが、構造的に共通する部分がある。
4歳で海外挑戦をした馬は、国内に戻ったあとのローテがGⅠ中心になることが多い。
GⅠばかり走るとなかなか勝ちきれず、戦績的に負けが続くことになる。その状態でドバイターフに参戦すると、近走成績がイマイチに見える。反対に4歳馬で海外遠征をするのは、同世代のクラシックで好成績だった馬なので、出走時の戦績はとても良い。
これが相対的に5,6歳馬の人気が下がる理由である。
外国馬の狙い目
過去に好走した外国馬には血統的な共通点がある。
それは、血統内にDubawiを内包しているか、父系か母系がGiant’s Causeway系であることだ。
2024年に10番人気で勝利したファクトゥールシュヴァルは、母父がGiant’s Causeway直仔のShamardalで母母父がDubawi。2021〜2023年に3連覇したロードノースは父Dubawi、母父Giant’s Causewayと両方を満たす。
他にも2018年の勝ち馬ベンバトルは父Dubawi、2021年3着のフェリックスは父がGiant’s Causewayの孫にあたるLope De Vegaと、毎年のように上位に名を連ねる。
おすすめの券種
基本方針
ゴールデンシャヒーンの荒れ具合と比べると配当はおとなしく見えるが、中位人気馬が馬券内に突入してくることが多いレースなので、効率的にオイシイ配当をゲットしたいレースである。
ただ点数を広げすぎると目標のリターンに届かせるのが難しくなるため、軸馬を決めて流す馬券が良いと思われる。
軸馬は日本馬から選ぶのが無難だろう。他国に比べて連対率、複勝率が高いためだ。
ただし、近年は参戦頭数が多くなっているので軸馬選びは慎重にいきたい。
前に挙げたリピーター、5,6歳馬、東京1600〜1800mの重賞勝利経験がある馬からチョイスしよう。
おすすめの券種は、馬連・ワイドだ。
軸馬から上位人気への馬連、中位人気へのワイド流しで効率よく馬券を構築したい。
払い戻しがドバイワールドカップデーの総投資額を越えるように金額を決める。
(ドバイワールドカップ「デー」の楽しみ方は以下の記事で紹介しています。)
頭テッパンの馬がいるなら三連単
1着が確実と思えるような頭テッパンの馬がいるなら三連単もいい。
アーモンドアイが勝利した2019年は単勝1.2倍の大本命馬が勝利したにも関わらず三連単の配当は56,020円と高配当になった。(ドバイターフではないがシーマクラシックでイクイノックスが勝利した時も三連単は3万円越えだった)
買い目の構成は
1着 本命馬
2着 日本馬、外国馬から狙い目に該当する馬を2,3頭
3着 総流しの勢いで幅広く
このようにしたい。
資金が少し余るようなら2着に置いた中から1頭を選んで軸馬とし、前出の馬連・ワイド馬券を本命馬を除いた形で購入するのも、万が一本命馬が凡走した時に備えたフォローとして良いだろう。
ドバイワールドカップデーの前半はこのレースで終わり。
これから夜はドンドン深くなっていき、より静かに、より深く競馬へ没頭していくことができるようになっていくだろう。