スタンド前からの発走ですぐに最初のコーナーがある。そこで先行争いが激しくなることがあるが、基本的には前半はゆったり流れ、後半から加速していくラップになることが多い。後半が速い後傾ラップになるので、後半800〜1000mで速い時計で走った経験のある馬を狙いたい。
国別成績・血統傾向
2022年からは地元の雄ロマンチックウォリアーの活躍で香港馬の勝利となっているが、過去10年で見ると香港馬と日本馬で勝利数は同数になっている。数は少ないながらヨーロッパからの参戦もあるが、あまり成績は良くなく2、3着がやっとというところ。
同年春に行われる香港のクイーンエリザベスⅡ世カップの勝ち馬は当レースでも好成績で、日本馬では2021年にラヴズオンリーユーが両方のレースで勝利している。(クイーンエリザベスⅡ世カップの過去成績はコチラ)。11月に行われる前哨戦のジョッキークラブカップから参戦する香港馬も多いが、スプリント・マイル路線に比べると結果がこのレースに直結することは少ない。
血統的には、Sadler’s Wells、Danehill、Storm Cat、Last Tycoonなど、Northern Dancer系の活躍が幅広く見られる。ヨーロッパのレースと同様に、芝で溜めて弾けられる能力を持った馬が望ましいと思われる。日本馬は長年リーディング上位2強だったディープインパクトとハーツクライの系統が好走。
脚質成績(過去4年)
隊列はあまり広がらず一団で進むことが多く、極端な脚質ではなく先行・差しのポジションにつけられる馬の成績が良い。直線が平坦で長めなので、ラスト4ハロンで長くいい脚が使える馬を狙いたい。
[ 0 – 0 – 0 – 4 ]
[ 3 – 0 – 2 – 10 ]
[ 1 – 2 – 2 – 11 ]
[ 0 – 2 – 0 – 9 ]