スタンド前からの発走ですぐに最初のコーナーがある。そこで先行争いが激しくなることがあるが、基本的には前半はゆったり流れ、後半から加速していくラップになることが多い。
国別成績・血統傾向
最多勝利は香港馬だが、日本馬の勝利も多く、ルーラーシップ、ネオリアリズム、ウインブライトなど、国内ではGⅠに届かなかった馬がこのレースを制しているケースもある。また、2021年に1〜4着を独占したように、近年は香港馬よりも日本馬の方が3着内に入ることが多いレースである。ただ、2022年にロマンチックウォリアーが勝利してからは同馬が3連覇、暮れの香港カップも連覇。2024年にこのレースを勝利した後は日本で安田記念に出走し、条件の異なる環境でも力を見せつけ優勝。まさに独壇場となった。
同じ香港のスプリント、マイル路線と比べるとNorthern Dancer系だけに偏っているわけではなく、さまざまな系統が見られる。Northern Dancer系ではSadler’s Wells、Mr. Prospector系ではMachiavellianなどヨーロッパ傾向の強い系統が目立つ。
ローテーションでは、2月後半に行われる同距離の香港ゴールドカップから参戦するのが王道だが、4月初旬に行われるマイルのチェアマンズトロフィを経由する馬も少なくない。そこで3着以内に入れなかった馬の巻き返しが馬券的には妙味がある。
脚質成績(過去3年)
後半800mの持続的なスパート勝負になり、中団からやや後ろにいた馬の成績が若干良い。直線も比較的長めなので、前半ためて後半に弾けられる馬を狙いたい。
[ 0 – 0 – 1 – 2 ]
[ 1 – 1 – 0 – 6 ]
[ 2 – 1 – 1 – 5 ]
[ 0 – 1 – 1 – 6 ]
2022年
着順 | 馬番 | 馬名 | ゲート | 国 |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | ロマンチックウォリアー | 4 | |
2 | 3 | トゥールビヨンダイヤモンド | 2 | |
3 | 5 | パンフィールド | 7 |
2021年
着順 | 馬番 | 馬名 | ゲート | 国 |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | ラヴズオンリーユー | 5 | |
2 | 1 | グローリーヴェイズ | 7 | |
3 | 3 | デアリングタクト | 1 |