香港 ・ 完全ガイド

香港の国際G1完全ガイド ― 日本のファンのための香港競馬入門

公開 2026-06-30 ・ 最終更新 2026-06-30 ・ @umaprospector

要点

  • 香港の国際G1はすべて沙田競馬場・芝で行われ、年2回。春のチャンピオンズデー(4月末)冬の香港国際競走(12月)
  • 冬は香港カップ(芝2000m)・香港マイル(芝1600m)・香港スプリント(芝1200m)・香港ヴァーズ(芝2400m)。春はクイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2000m)・チャンピオンズマイル(芝1600m)・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)。
  • 香港は日本馬がもっとも成功してきた海外舞台のひとつ。馬券は近年JRAが春・冬とも複数レースを発売。

香港は、日本馬がもっとも勝ち鞍を重ねてきた海外の舞台のひとつです。レースはすべて沙田競馬場の芝で行われ、コース形態が日本に近いことも日本馬の活躍を後押ししてきました。春と冬、年2回の国際G1を一気に整理します。

香港の国際G1とは

香港の国際G1は、沙田(シャティン)競馬場で年2回行われます。ひとつは春のチャンピオンズデー(例年4月末)、もうひとつは冬の香港国際競走(例年12月)。いずれもコースは芝のみで、短距離から長距離まで世界の強豪が集まります。コースが日本の競馬場と似た感覚で走れることもあり、日本馬が極めて高い成績を残してきたのが特徴です。

開催時期・基本データ

開催地 香港・沙田(シャティン)競馬場
開催 年2回 ― 春チャンピオンズデー(例年4月末)/冬 香港国際競走(例年12月)
コース すべて芝
主なG1 冬4競走+春3競走
日本からの馬券 近年JRAが春・冬とも複数レースを発売(2025年春は3競走)。WIN5・枠連は対象外

主要レース ― 冬・香港国際競走(12月)

年末に沙田で行われる、香港最大の国際開催。芝の短距離から長距離まで4つのG1が並び、いずれも日本馬の勝ち鞍が豊富です。

香港カップ(芝2000m)

芝2000m ・ 芝コース ・ G1(当開催の総大将)

芝中距離の世界的G1。日本馬はアグネスデジタル(2001)、エイシンヒカリ(2015)、モーリス(2016)、ウインブライト(2019)、ノームコア(2020)、ラヴズオンリーユー(2021)が制覇しています。

香港マイル(芝1600m)

芝1600m ・ 芝コース ・ G1

芝マイルの世界最高峰級。日本馬はエイシンプレストン(2001)、ハットトリック(2005)、モーリス(2015)、アドマイヤマーズ(2019)が勝っています。

香港スプリント(芝1200m)

芝1200m ・ 芝コース ・ G1

芝スプリントの頂点。ロードカナロアが2012・2013年に連覇し、2020年にはダノンスマッシュが制覇しました。

香港ヴァーズ(芝2400m)

芝2400m ・ 芝コース ・ G1

芝長距離のG1。ステイゴールド(2001)、サトノクラウン(2016)、グローリーヴェイズ(2019・2021)、ウインマリリン(2022)など、日本馬の勝ち鞍が多い一戦です。

主要レース ― 春・チャンピオンズデー(4月末)

春に沙田で行われる国際開催。芝の中距離・マイル・スプリントのG1がそろい、日本馬が好成績を残しています。

クイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2000m)

芝2000m ・ 芝コース ・ G1(春の主役)

春の中心となる芝中距離G1。日本馬はエイシンプレストン(2002・2003連覇)、ルーラーシップ(2012)、ネオリアリズム(2017)、ウインブライト(2019)、ラヴズオンリーユー(2021)が制覇しています。

チャンピオンズマイル(芝1600m)

芝1600m ・ 芝コース ・ G1

春の芝マイルG1。香港のトップマイラーに、日本などからの遠征馬が挑む構図になります。

チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)

芝1200m ・ 芝コース ・ G1

春の芝スプリントG1。香港が誇る世界屈指のスプリント勢が中心の一戦です。

日本馬の歴史と成績

香港は、日本馬がもっとも成功してきた海外の舞台のひとつです。冬の香港国際競走では、ロードカナロアの香港スプリント連覇(2012・2013)、モーリスの香港マイル(2015)・香港カップ(2016)制覇、グローリーヴェイズの香港ヴァーズ2勝(2019・2021)などが記憶に残ります。春のチャンピオンズデーでも、エイシンプレストンのクイーンエリザベスⅡ世カップ連覇(2002・2003)以来、ルーラーシップやラヴズオンリーユーらが勝ち鞍を重ねてきました。コース形態が日本に近いことが、こうした活躍の背景にあると言われます。

見どころ ― ここを見れば面白い

すべて沙田の芝で行われるため、日本馬の好走がもっとも期待できる海外舞台です。短距離から長距離までG1がそろい、春と冬の年2回楽しめるのも魅力。近年は地元香港の超一流馬が層を厚くしており、香港カップを4連覇したロマンチックウォリアー、そしてスプリント界では香港スプリントを連覇(2024・2025)したカーインライジングが台頭。カーインライジングは2025年に豪州のジ・エベレストも制し、世界最強スプリンターと評される連勝街道を歩んでいます。こうした地元勢と日本馬との対決が、大きな見どころです。

記憶に残る名勝負・名馬

日本馬では、ロードカナロアの香港スプリント連覇、モーリスのマイル・カップ完全制覇が象徴的。地元香港では、香港カップを4連覇したロマンチックウォリアーに加え、スプリント界のカーインライジングが新たな歴史を刻んでいます。香港スプリント連覇やチェアマンズスプリントプライズ制覇に加え、2025年には豪州のジ・エベレストを制して海外G1も奪取。香港の連勝記録を塗り替える快進撃(2026年4月時点で20連勝)で、いまや世界最強スプリンターと呼ばれる存在です。日本・香港・欧州が芝で真っ向勝負する ― それが香港の国際G1の醍醐味です。

よくある質問

香港の国際G1はいつ・どこで開催される?
香港・沙田競馬場で年2回。春のチャンピオンズデー(例年4月末)と冬の香港国際競走(例年12月)で、いずれも芝で行われます。
香港の主要レースは?
冬は香港カップ(芝2000m)・香港マイル(芝1600m)・香港スプリント(芝1200m)・香港ヴァーズ(芝2400m)。春はクイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2000m)・チャンピオンズマイル(芝1600m)・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)です。
日本馬は香港で勝ったことがある?
多数あります。香港は日本馬がもっとも成功してきた海外舞台のひとつで、ロードカナロア(香港スプリント連覇)、モーリス(香港マイル・香港カップ)、ラヴズオンリーユー(香港カップ・QEⅡ世カップ)などが勝っています。
日本から香港の馬券は買える?
近年JRAが春・冬とも複数レースの馬券を発売しています(2025年の春チャンピオンズデーは3競走)。発売レースは年により異なり、WIN5・枠連は対象外です。

各レースの過去結果・データ

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各年の香港国際競走・チャンピオンズデーの展望・結果・回顧は、公開し次第ここからリンクします。

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