凱旋門賞 前哨戦 ・ 結果

2026年7月25日 英・アスコット 芝2390m ・ @umaprospector

要点

  • 勝ったのはカルパナ(牝5)。1番人気カランダガンを1馬身1/2差で下し、勝ちタイム2:27.72。
  • 2着カランダガンはセン馬のため凱旋門賞には出走できない。今年は「キングジョージ2着馬→凱旋門賞」の指標が使えない年に。
  • 日本馬はマスカレードボール7着、ヴェルテンベルク9着。3着には3歳のベンヴェヌートチェッリーニが入った。

コース図

アスコット競馬場 芝2390mのコース図
コース図 / アスコット

ラップ

ラップタイム
13.72 – 11.20 – 11.70 – 12.30 – 12.78 – 12.31 – 12.53 – 12.28 – 11.98 – 12.69

入りから11秒台が続いて流れたあと、中盤は12.7台まで緩み、ラスト3F付近で再び11.98へと加速。緩急のついた欧州らしい流れで、最後の伸びが問われる形になった。

結果

1番人気カランダガンが単勝1.4倍の圧倒的支持を集めたが、直線で抜け出したのは11.8倍のカルパナ。迫るカランダガンをおさえ、1馬身1/2差をつけて完勝した。3着には愛ダービー馬で3歳のベンヴェヌートチェッリーニ。日本馬2頭は、マスカレードボールが7着、ヴェルテンベルクが9着に終わった。

着順表

着順 馬番 馬名 国 性齢 斤量 着差 騎手 調教師 ゲート
1 6 カルパナ 牝5 60 – C.キーン A.ボールディング 6
2 1 カランダガン セ5 61 1 1/2 M.バルザローナ F.グラファール 7
3 9 ベンヴェヌートチェッリーニ 牡3 56 1/2 R.ムーア A.オブライエン 9
4 3 ランボーン 牡4 61 2 1/2 W.ビュイック A.オブライエン 2
5 2 ゴリアット セ6 61 6 1/2 C.スミヨン F.グラファール 5
6 8 アクション 牡3 56 2 3/4 S.レヴィー A.オブライエン 8
7 4 マスカレードボール 牡4 61 1/2 C.ルメール 手塚貴久 4
8 7 ミニーホーク 牝4 60 3 1/2 W.ローダン A.オブライエン 1
9 5 ヴェルテンベルク 牡6 61 大差 O.マーフィー 宮本博 3

1〜3着馬の血統構成

系統の色分け:
Northern Dancer系
Halo系
Mr. Prospector系
Nasrullah系
Native Dancer系
Turn-to系
Roberto系
Sir Gaylord系

1着 カルパナ(牝5)

父 Study Of Man
父の父 Deep Impact(ディープインパクト) Halo系(サンデーサイレンス)
父の母 Second Happiness Northern Dancer系(Storm Cat)
母 Zero Gravity
母の父 Dansili Northern Dancer系(Danehill)
母の母 Imbabala Mr. Prospector系(Gone West)

2着 カランダガン(セ5)

父 Gleneagles
父の父 Galileo Northern Dancer系(Sadler’s Wells)
父の母 You’resothrilling Northern Dancer系(Storm Cat)
母 Calayana
母の父 Sinndar Northern Dancer系(Danzig)
母の母 Clariyn Northern Dancer系(Try My Best)

3着 ベンヴェヌートチェッリーニ(牡3)

父 Frankel
父の父 Galileo Northern Dancer系(Sadler’s Wells)
父の母 Kind Northern Dancer系(Danehill)
母 Newspaperofrecord
母の父 Lope De Vega Northern Dancer系(Giant’s Causeway)
母の母 Sunday Times Northern Dancer系(Danehill)

短評 ― 日本の血が勝ったキングジョージ

勝ち馬の血統に注目したい。カルパナの父Study Of Manは、父の父がディープインパクト。日本馬2頭が7着・9着に終わった一方で、アスコットの頂点に立ったのは日本の血を引く牝馬だった。

上位3頭はいずれもNorthern Dancer系を軸に持つ構成で、欧州の主流血統が力を示した一戦。3着のベンヴェヌートチェッリーニは父フランケル×母父Lope De Vegaで、凱旋門賞にも通じる配合だ。

斤量面で有利な3歳馬だが、キングジョージでは不振気味で、なおかつ近年同レースで苦戦していたA.オブライエン厩舎の所属だった同馬は、それを跳ね除けて3着に入って力を示した。今後の活躍に要注目である。

凱旋門賞へのつながり

キングジョージの2着馬は近年、凱旋門賞でも好走する傾向にあった。しかし今年の2着カランダガンはセン馬であり、セン馬の出走が認められていない凱旋門賞には向かえない。つまり2026年は「キングジョージ2着馬」の指標が使えない年ということになる。

勝ち馬カルパナ、3着ベンヴェヌートチェッリーニの秋の始動がどこになるか。ロンシャンを見据えるうえで、ここからのローテーションに注目したい。

よくある質問

2026年のキングジョージの勝ち馬は?
カルパナ(牝5・A.ボールディング厩舎/GB)です。1番人気カランダガンを1馬身1/2差で下し、勝ちタイムは2:27.72でした。
2026年キングジョージの日本馬の成績は?
マスカレードボールが7着、ヴェルテンベルクが9着でした。
2着のカランダガンは凱旋門賞に出走できる?
できません。カランダガンはセン馬で、凱旋門賞はセン馬の出走が認められていないためです。

関連記事

出典

・JRA-VAN World ― 2026キングジョージ 結果
・JRA-VAN World 競馬データベース ― カルパナ
・JRA-VAN World 競馬データベース ― カランダガン
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ベンヴェヌートチェッリーニ
・JRA ― 海外レース結果(調教国)

海外競馬の見解を発信しています ― @umaprospector / Road to the Cup