凱旋門賞 ・ 結果
【凱旋門賞】2026年の結果
要点
- 勝ったのはダリズ(牡4)。1番人気に応え、2017・2018年のエネイブル以来となる連覇。勝ちタイム2:27.11、上がり600mは出走馬最速の33.32。
- 2着は55.2倍のベイシティローラー、3着は3歳牝馬ダイヤモンドネックレス。2・3着は外の15番・16番ゲートで、近年の「内枠有利」とは異なる決着に。
- 日本馬はアドマイヤテラ11着、メイショウタバル14着。メイショウタバルは残り600m付近まで先頭で運んだ。
コース図

ラップ
ラップタイム
25.68 – 50.30 – 1:16.11 – 1:41.09 – 2:04.52 – 2:27.11
25.68 – 24.62 – 25.81 – 24.98 – 23.43 – 22.59
中盤の1600m〜800mは12秒台後半から13秒台まで緩み、残り600mから11秒台へ一気に加速。典型的な瞬発力勝負となり、最後の600mをどれだけ速く走れるかが問われた。前日のペネトロメーターは3.4で、当日の散水はなし。重い馬場だった昨年(4.1)とは異なる条件だった。
結果
序盤はフレンドリーソウルが前に出て、その後は日本のメイショウタバルがペースを握った。残り400mで2番人気メイショウタバルの外からベイシティローラーが先頭に立ち、粘り込みを図る。そこへ中団後方から鋭く脚を伸ばしたのが1番人気のダリズ。残り1000mで9番手だった位置から一気に進出し、ゴール前でベイシティローラーを1馬身1/4かわして連覇を決めた。上がり600mの33.32は出走馬最速。3着には大外16番ゲートからスミヨン騎乗の3歳牝馬ダイヤモンドネックレスが入った。日本馬はアドマイヤテラが11着、先行したメイショウタバルは直線で後退し14着に終わった。
着順表
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 国 | 性齢 | 斤量 | 着差 | 騎手 | 調教師 | ゲート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ダリズ | 牡4 | 59.5 | – | M.バルザローナ | F.グラファール | 5 | |
| 2 | 7 | ベイシティローラー | 牡4 | 59.5 | 1 1/4 | O.マーフィー | G.スコット | 15 | |
| 3 | 16 | ダイヤモンドネックレス | 牝3 | 55 | クビ | C.スミヨン | A.オブライエン | 16 | |
| 4 | 10 | フレンドリーソウル | 牝5 | 58 | 短クビ | J.ドイル | J&T.ゴスデン | 7 | |
| 5 | 9 | カルパナ | 牝5 | 58 | 2 | C.キーン | A.ボールディング | 6 | |
| 6 | 14 | モルティーズクロス | 牡3 | 56.5 | ハナ | T.マーカンド | W.ハガス | 11 | |
| 7 | 11 | ヴァランディール | 牡3 | 56.5 | アタマ | C.ルクーヴル | F.グラファール | 4 | |
| 8 | 15 | サンダリングオン | 牝3 | 55 | アタマ | P.ブドー | J.オブライエン | 3 | |
| 9 | 12 | ベンヴェヌートチェッリーニ | 牡3 | 56.5 | 短クビ | R.ムーア | A.オブライエン | 1 | |
| 10 | 8 | ミニーホーク | 牝4 | 58 | アタマ | W.ビュイック | A.オブライエン | 10 | |
| 11 | 4 | アドマイヤテラ | 牡5 | 59.5 | 1 1/2 | C.デムーロ | 友道康夫 | 12 | |
| 12 | 6 | アローイーグル | 牡5 | 59.5 | 短クビ | I.メンディザバル | JC.ルジェ | 14 | |
| 13 | 3 | チェスナットロケット | 牡4 | 59.5 | アタマ | M.グランディン | A.カルコサ | 2 | |
| 14 | 5 | メイショウタバル | 牡5 | 59.5 | 短クビ | 武豊 | 石橋守 | 13 | |
| 15 | 2 | サダッド | 牡4 | 59.5 | 短アタマ | R.ドーソン | R.ヴェリアン | 9 | |
| 16 | 13 | ブライトライト | 牡3 | 56.5 | 1/2 | B.マリー | A.スボリッチ | 8 |
1〜3着馬の血統構成
系統の色分け:
Northern Dancer系
Halo系
Mr. Prospector系
Nasrullah系
Native Dancer系
Turn-to系
Roberto系
Sir Gaylord系
1着 ダリズ(牡4)
| 父 | Sea The Stars(シーザスターズ) |
|---|---|
| 父の父 | Cape Cross Northern Dancer系(Green Desert) |
| 父の母 | Urban Sea(アーバンシー) Mr. Prospector系(Miswaki) |
| 母 | Daryakana |
| 母の父 | Selkirk Native Dancer系(Sharpen Up) |
| 母の母 | Daryaba Northern Dancer系(Night Shift) |
2着 ベイシティローラー(牡4)
| 父 | New Bay |
|---|---|
| 父の父 | Dubawi(ドバウィ) Mr. Prospector系(Dubai Millennium) |
| 父の母 | Cinnamon Bay Mr. Prospector系(Zamindar) |
| 母 | Bloomfield |
| 母の父 | Teofilo Northern Dancer系(Galileo) |
| 母の母 | Ramona Northern Dancer系(Desert King) |
3着 ダイヤモンドネックレス(牝3)
| 父 | St Mark’s Basilica(セントマークスバシリカ) |
|---|---|
| 父の父 | Siyouni Northern Dancer系(Pivotal) |
| 父の母 | Cabaret Northern Dancer系(Galileo) |
| 母 | Prudenzia |
| 母の父 | Dansili Northern Dancer系(Danehill) |
| 母の母 | Platonic Mr. Prospector系(Zafonic) |
短評 ― 内枠の傾向が崩れ、欧州芝のミスプロ系が台頭
2・3着が外の15番・16番ゲートから。近年の凱旋門賞は「内でためて直線で弾ける」形が勝ちパターンで、内枠の好走が目立っていた。今年は勝ったダリズこそ5番ゲートだったが、2・3着は外枠の2頭。傾向が通用しなかった年として記録しておきたい。
血統面では、アーバンシーの血を持つ馬が昨年に続いて上位を独占した。ダリズは父シーザスターズの母がアーバンシー、ベイシティローラーとダイヤモンドネックレスもガリレオを通じてその血を引く。ただし今年は出走16頭中11頭がアーバンシー内包で、この血だけでは絞り切れなかった。
2・3着馬に共通していたのは、欧州の芝で実績を残すミスタープロスペクター系の血だ。ベイシティローラーは父の父がDubawi、父の母の父がZamindar。ダイヤモンドネックレスは母の母の父がZafonicで、ZamindarとZafonicは全兄弟にあたる。サドラーズウェルズ系・デインヒル系という凱旋門賞の王道に加えて、これらの血を持つ馬が上位に来た点は、来年以降も注目したい。
一方、前日のペネトロメーター3.4は、フランケル直系が1〜3着を独占した2023年(3.3)に近い数値だったが、今年のフランケル産駒3頭はいずれも3着以内に届かなかった。馬場の数値だけでは結果を読み切れない、凱旋門賞の難しさが表れた一戦でもあった。
よくある質問
- 2026年の凱旋門賞の勝ち馬は?
- ダリズ(牡4・F.グラファール厩舎/フランス)。1番人気に応えて連覇を達成した。勝ちタイムは2:27.11、上がり600mは出走馬最速の33.32。
- 2026年凱旋門賞の日本馬の成績は?
- アドマイヤテラが11着、メイショウタバルが14着だった。メイショウタバルは残り600m付近まで先頭で運んだが、直線で後退した。
- 凱旋門賞の連覇は何年ぶり?
- 2017年・2018年のエネイブル以来、8年ぶり。ダリズは2025年に3歳で、2026年に4歳で勝利した。
関連記事
出典
・JRA-VAN World ― 2026凱旋門賞 結果
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ダリズ
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ベイシティローラー
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ダイヤモンドネックレス
・JRA ― 2026凱旋門賞 結果(調教国)
・France Galop ― トラッキングデータ(ラップ・上がり600m)
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