ブリーダーズカップクラシック ・ 結果
【BCクラシック】2026年の結果
要点
- 勝ったのはソヴリンティ(牡4・W.モット厩舎)。中団5番手から残り300m付近で先頭に立ち、1馬身3/4差で快勝。勝ちタイム2:00.36。
- 2着は3歳のザプーマ、3着は逃げたナイツブリッジ。1着と3着はモット厩舎・ゴドルフィンの2頭。
- 連覇を狙った日本のフォーエバーヤング(1番人気)は5着。ソヴリンティとの2年越しの初対決に敗れ、デビュー以来初めて3着以内を外した。テーオーパスワードが4着に食い込んだ。
コース図

ラップ
ラップタイム(1/4マイル=約400mごと)
23.54 – 47.64 – 1:11.43 – 1:36.26 – 2:00.36
23.54 – 24.10 – 23.79 – 24.83 – 24.10
ナイツブリッジが内から逃げ、前半の800mは47.64。3つめの区間まで23〜24秒台でよどみなく流れ、4つめの区間(残り800m〜400m)で24.83と少し緩んだ。最後の400mは24.10で、極端な前崩れでも瞬発力勝負でもない、地力の問われる流れだった。馬場は良(Fast)。
結果
好スタートのナイツブリッジがハナを切り、フォーエバーヤングは外の2番手、テーオーパスワードは内の3番手で続いた。ソヴリンティは5番手の外めを追走。残り600mから動き出したソヴリンティは、直線入口で4コース目から脚を伸ばし、残り300m付近でナイツブリッジをかわして先頭へ。そのまま後続を突き放した。後方6番手にいた3歳のザプーマが直線で外から追い込み、ゴール前でナイツブリッジを捉えて2着。フォーエバーヤングは直線で内へ進路を取ったが伸びきれず、テーオーパスワードとのハナ差の争いにも敗れて5着だった。
着順表
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 国 | 性齢 | 斤量 | 着差 | 騎手 | 調教師 | ゲート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | ソヴリンティ | 牡4 | 57 | – | J.アルバラード | W.モット | 2 | |
| 2 | 4 | ザプーマ | 牡3 | 55.5 | 1 3/4 | J.カステリャーノ | G.デルガド | 4 | |
| 3 | 7 | ナイツブリッジ | 牡5 | 57 | 1/2 | L.サエス | W.モット | 7 | |
| 4 | 1 | テーオーパスワード | 牡5 | 57 | 3/4 | 木村和士 | 高柳大輔 | 1 | |
| 5 | 5 | フォーエバーヤング | 牡5 | 57 | ハナ | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 5 | |
| 6 | 3 | ゴールデンテンポ | 牡3 | 55.5 | 6 | J.L.オルティス | C.ドゥヴォー | 3 | |
| 7 | 8 | ナポレオンソロ | 牡3 | 55.5 | 12 | J.ヴェラスケス | C.サマーズ | 8 |
※6番マグニチュードは出走取消。
1〜3着馬の血統構成
系統の色分け:
Northern Dancer系
Halo系
Mr. Prospector系
Nasrullah系
Native Dancer系
Turn-to系
Roberto系
Sir Gaylord系
Nearctic系
1着 ソヴリンティ(牡4)
| 父 | Into Mischief(イントゥミスチーフ) |
|---|---|
| 父の父 | Harlan’s Holiday Northern Dancer系(Harlan) |
| 父の母 | Leslie’s Lady Nearctic系(父 Tricky Creek) |
| 母 | Crowned |
| 母の父 | Bernardini(バーナーディニ) Nasrullah系(A.P. Indy) |
| 母の母 | Mushka Mr. Prospector系(父 Empire Maker) |
2着 ザプーマ(牡3)
| 父 | Essential Quality(エッセンシャルクオリティ) |
|---|---|
| 父の父 | Tapit(タピット) Nasrullah系(Pulpit) |
| 父の母 | Delightful Quality Mr. Prospector系(父 Elusive Quality) |
| 母 | Eve of War |
| 母の父 | Declaration of War(デクラレーションオブウォー) Northern Dancer系(War Front) |
| 母の母 | Special Thanks Mr. Prospector系(父 Broken Vow) |
3着 ナイツブリッジ(牡5)
| 父 | Nyquist(ナイキスト) |
|---|---|
| 父の父 | Uncle Mo(アンクルモー) Nasrullah系(Indian Charlie) |
| 父の母 | Seeking Gabrielle Northern Dancer系(父 Forestry) |
| 母 | Tyburn Brook |
| 母の父 | Bernardini(バーナーディニ) Nasrullah系(A.P. Indy) |
| 母の母 | Round Pond Northern Dancer系(父 Awesome Again) |
1着ソヴリンティと3着ナイツブリッジは母の父がBernardini、2着ザプーマは父の父がTapit。上位3頭はいずれもA.P. Indyの父系の血を持ち、さらに3頭ともStorm Catの血も引いている。ただし、5着のフォーエバーヤングも母の父Congrats(A.P. Indy系)、父リアルスティールの母の父がStorm Catで、同じ2本の血を持つ。米国ダートの主流血統どうしの争いで、この血だけで上位を絞り込むのは難しかった。
短評 ― 2年越しの初対決はソヴリンティに軍配、フォーエバーヤングは初の4着以下
2年越しで実現した初対決は、ソヴリンティに軍配が上がった。2025年はソヴリンティが直前の熱発でBCクラシックを回避し、フォーエバーヤングが日本馬として初めてこのレースを制した。それでも米国の年度代表馬に選ばれたのはソヴリンティで、フォーエバーヤングは最優秀ダート古牡馬にとどまった。今年の夏はソヴリンティが膿瘍でジョッキークラブゴールドカップを回避し、対戦はまたお預け。両雄がようやく同じゲートに並んだのが、このキーンランドだった。
フォーエバーヤングはジョッキークラブゴールドカップを3馬身1/4差で完勝し、1番人気で日本馬初の連覇に挑んだ。レースでは外の2番手につけ、残り300m付近までは逃げるナイツブリッジを射程に入れていたが、直線で内へ進路を取ってからは伸びを欠いた。テーオーパスワードとのハナ差の争いにも敗れて5着。デビュー以来続けてきた3着以内が、5歳のラストシーズンで初めて途切れた。
一方のソヴリンティは、5番手の外で脚をため、残り600mからスパート。直線入口で4コース目から伸び、1馬身3/4差の完勝だった。前にいた日本馬2頭が最後に止まり、中団から運んだソヴリンティと後方にいたザプーマが1・2着。よどみのない流れの中で、ためた脚の差が出た決着だった。年度代表馬の実力を、直接対決で示した一戦となった。
よくある質問
- 2026年のBCクラシックの勝ち馬は?
- ソヴリンティ(牡4・W.モット厩舎/アメリカ)。中団から残り300m付近で先頭に立ち、2着ザプーマに1馬身3/4差をつけた。勝ちタイムは2:00.36。
- 2026年BCクラシックの日本馬の成績は?
- 連覇を狙ったフォーエバーヤング(1番人気)は2番手から運んだが直線で伸びきれず5着で、デビュー以来初めて3着以内を外した。テーオーパスワードがハナ差先着の4着だった。
- フォーエバーヤングとソヴリンティの対戦は?
- 2025年はソヴリンティが熱発で、2026年夏は膿瘍で回避し、2年越しで初めての対戦が実現した。結果はソヴリンティが1着、フォーエバーヤングが5着。
関連記事
出典
・Equibase ― 2026 Breeders’ Cup Classic GPSチャート(着順・ラップ・通過順)
・netkeiba ― 2026 BCクラシック 結果
・netkeiba ― ソヴリンティ 血統
・netkeiba ― ザプーマ 血統
・netkeiba ― ナイツブリッジ 血統
海外競馬の見解を発信しています ― @umaprospector / Road to the Cup