凱旋門賞 ・ 結果

【凱旋門賞】2026年の結果

2026年10月4日 仏・パリロンシャン 芝2400m ・ @umaprospector

要点

  • 勝ったのはダリズ(牡4)。1番人気に応え、2017・2018年のエネイブル以来となる連覇。勝ちタイム2:27.11、上がり600mは出走馬最速の33.32。
  • 2着は55.2倍のベイシティローラー、3着は3歳牝馬ダイヤモンドネックレス。2・3着は外の15番・16番ゲートで、近年の「内枠有利」とは異なる決着に。
  • 日本馬はアドマイヤテラ11着、メイショウタバル14着。メイショウタバルは残り600m付近まで先頭で運んだ。

コース図

パリロンシャン競馬場 芝2400mのコース図
コース図 / パリロンシャン

ラップ

ラップタイム
25.68 – 50.30 – 1:16.11 – 1:41.09 – 2:04.52 – 2:27.11
25.68 – 24.62 – 25.81 – 24.98 – 23.43 – 22.59

中盤の1600m〜800mは12秒台後半から13秒台まで緩み、残り600mから11秒台へ一気に加速。典型的な瞬発力勝負となり、最後の600mをどれだけ速く走れるかが問われた。前日のペネトロメーターは3.4で、当日の散水はなし。重い馬場だった昨年(4.1)とは異なる条件だった。

結果

序盤はフレンドリーソウルが前に出て、その後は日本のメイショウタバルがペースを握った。残り400mで2番人気メイショウタバルの外からベイシティローラーが先頭に立ち、粘り込みを図る。そこへ中団後方から鋭く脚を伸ばしたのが1番人気のダリズ。残り1000mで9番手だった位置から一気に進出し、ゴール前でベイシティローラーを1馬身1/4かわして連覇を決めた。上がり600mの33.32は出走馬最速。3着には大外16番ゲートからスミヨン騎乗の3歳牝馬ダイヤモンドネックレスが入った。日本馬はアドマイヤテラが11着、先行したメイショウタバルは直線で後退し14着に終わった。

着順表

着順 馬番 馬名 国 性齢 斤量 着差 騎手 調教師 ゲート
1 1 ダリズ 牡4 59.5 – M.バルザローナ F.グラファール 5
2 7 ベイシティローラー 牡4 59.5 1 1/4 O.マーフィー G.スコット 15
3 16 ダイヤモンドネックレス 牝3 55 クビ C.スミヨン A.オブライエン 16
4 10 フレンドリーソウル 牝5 58 短クビ J.ドイル J&T.ゴスデン 7
5 9 カルパナ 牝5 58 2 C.キーン A.ボールディング 6
6 14 モルティーズクロス 牡3 56.5 ハナ T.マーカンド W.ハガス 11
7 11 ヴァランディール 牡3 56.5 アタマ C.ルクーヴル F.グラファール 4
8 15 サンダリングオン 牝3 55 アタマ P.ブドー J.オブライエン 3
9 12 ベンヴェヌートチェッリーニ 牡3 56.5 短クビ R.ムーア A.オブライエン 1
10 8 ミニーホーク 牝4 58 アタマ W.ビュイック A.オブライエン 10
11 4 アドマイヤテラ 牡5 59.5 1 1/2 C.デムーロ 友道康夫 12
12 6 アローイーグル 牡5 59.5 短クビ I.メンディザバル JC.ルジェ 14
13 3 チェスナットロケット 牡4 59.5 アタマ M.グランディン A.カルコサ 2
14 5 メイショウタバル 牡5 59.5 短クビ 武豊 石橋守 13
15 2 サダッド 牡4 59.5 短アタマ R.ドーソン R.ヴェリアン 9
16 13 ブライトライト 牡3 56.5 1/2 B.マリー A.スボリッチ 8

1〜3着馬の血統構成

系統の色分け:
Northern Dancer系
Halo系
Mr. Prospector系
Nasrullah系
Native Dancer系
Turn-to系
Roberto系
Sir Gaylord系

1着 ダリズ(牡4)

父 Sea The Stars(シーザスターズ)
父の父 Cape Cross Northern Dancer系(Green Desert)
父の母 Urban Sea(アーバンシー) Mr. Prospector系(Miswaki)
母 Daryakana
母の父 Selkirk Native Dancer系(Sharpen Up)
母の母 Daryaba Northern Dancer系(Night Shift)

2着 ベイシティローラー(牡4)

父 New Bay
父の父 Dubawi(ドバウィ) Mr. Prospector系(Dubai Millennium)
父の母 Cinnamon Bay Mr. Prospector系(Zamindar)
母 Bloomfield
母の父 Teofilo Northern Dancer系(Galileo)
母の母 Ramona Northern Dancer系(Desert King)

3着 ダイヤモンドネックレス(牝3)

父 St Mark’s Basilica(セントマークスバシリカ)
父の父 Siyouni Northern Dancer系(Pivotal)
父の母 Cabaret Northern Dancer系(Galileo)
母 Prudenzia
母の父 Dansili Northern Dancer系(Danehill)
母の母 Platonic Mr. Prospector系(Zafonic)

短評 ― 内枠の傾向が崩れ、欧州芝のミスプロ系が台頭

2・3着が外の15番・16番ゲートから。近年の凱旋門賞は「内でためて直線で弾ける」形が勝ちパターンで、内枠の好走が目立っていた。今年は勝ったダリズこそ5番ゲートだったが、2・3着は外枠の2頭。傾向が通用しなかった年として記録しておきたい。

血統面では、アーバンシーの血を持つ馬が昨年に続いて上位を独占した。ダリズは父シーザスターズの母がアーバンシー、ベイシティローラーとダイヤモンドネックレスもガリレオを通じてその血を引く。ただし今年は出走16頭中11頭がアーバンシー内包で、この血だけでは絞り切れなかった。

2・3着馬に共通していたのは、欧州の芝で実績を残すミスタープロスペクター系の血だ。ベイシティローラーは父の父がDubawi、父の母の父がZamindar。ダイヤモンドネックレスは母の母の父がZafonicで、ZamindarとZafonicは全兄弟にあたる。サドラーズウェルズ系・デインヒル系という凱旋門賞の王道に加えて、これらの血を持つ馬が上位に来た点は、来年以降も注目したい。

一方、前日のペネトロメーター3.4は、フランケル直系が1〜3着を独占した2023年(3.3)に近い数値だったが、今年のフランケル産駒3頭はいずれも3着以内に届かなかった。馬場の数値だけでは結果を読み切れない、凱旋門賞の難しさが表れた一戦でもあった。

よくある質問

2026年の凱旋門賞の勝ち馬は?
ダリズ(牡4・F.グラファール厩舎/フランス)。1番人気に応えて連覇を達成した。勝ちタイムは2:27.11、上がり600mは出走馬最速の33.32。
2026年凱旋門賞の日本馬の成績は?
アドマイヤテラが11着、メイショウタバルが14着だった。メイショウタバルは残り600m付近まで先頭で運んだが、直線で後退した。
凱旋門賞の連覇は何年ぶり?
2017年・2018年のエネイブル以来、8年ぶり。ダリズは2025年に3歳で、2026年に4歳で勝利した。

関連記事

出典

・JRA-VAN World ― 2026凱旋門賞 結果
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ダリズ
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ベイシティローラー
・JRA-VAN World 競馬データベース ― ダイヤモンドネックレス
・JRA ― 2026凱旋門賞 結果(調教国)
・France Galop ― トラッキングデータ(ラップ・上がり600m)

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